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シェルを開ける


リクライニングや前傾チルトなどの機構部分がまとまっているメカ部分は
プラスチックのカバーで覆われています。


この部分を勝手に「シェル」と呼んでいます。で、ここではこの「シェル」を開けようって訳です。

でもね、このシェルを開けるのが大変なんですよ、奥さん!

ということで、まずはシェルの全景
シェル外観

次はシェルが開いたところ
ツメその2
いきなり開いてますが、ツメの形状をお見せしたかったのです。
下側のシェルにツメが付いているのがわかると思います。

ツメの開け方
ですからこのように
「下側を押して上のシェルを引き上げる」と言う操作で開ける事が出来るんですが....
実はこの作業が、すご〜く大変なんです。

ツメは以下の画像の様に、正面、右側面、左側面それぞれに2箇所ずつ合計6箇所あります。

まずは正面のツメ。
正面のツメの位置

これは左側のツメ。
左側のツメの位置

こちらは右側のツメ。
右側のツメの位置

1箇所のツメを外すために下側のシェルを押しても隣のツメがはまっていれば、上側のシェルを上に上げることはできませんよね。

助っ人を呼んできて、6箇所同時に外せればいいんですが、なかなかそうも行きません。

ですので、地道に1箇所ずつ

「下側のシェルを押して、上側を引き上げる方向に引っ張る」

ということを、6箇所のツメに繰り返し行います。

そうすると、わずかずつですが隙間が空いてきて、やがてどこか1箇所のツメがボコッっと外れます。こうなればこっちのもので、そこをキッカケにして全体を外すことができます。



まぁしかし、この1箇所が外れるまでが大変なんですよね。あちこちのツメを押しては引き上げを繰り返して、時間にして10分以上はかかるでしょうか。とにかく、根気よくやるしかありません。

正直に言えば、僕は3回しかこのシェルを開けたことがありません

最初は、調整が終わる度にまじめに閉めていたんですが、あまりにも面倒なので、3回目以降は開けたままにしているんです。

で、そのわずか3回の経験から言うと、右側面の後ろ側のツメが最初に外れます。

このツメが、一番他のツメとの距離があるからじゃないかって思います。ですので、このツメを重点的にやるのが良いと思います。

これは、開けたところを上から覘いています。
上蓋を開けたところ

左側に、フレームとつながった、リクライニングアームがあります。
シェルの中身その1

右側には、前傾チルトのアームがあります。
シェルの中身その2
このあたりはまた別のページで紹介しますね。

次に、下側のシェルを外します。
下のピン

上の画像の矢印の部分に、プラスティックのピンが刺さっています。下側のシェルの落下防止ではないかと思いますが、何のために付いているのか、本当のところは良くわかりません。引っ張れば簡単に外れます。

うかつにも僕は、このピンを紛失してしまいましたので画像はありません。

下側のシェルが外れたところ。
下のシェル
○で囲った部分が、シャフトにはまっているだけですので、シェルを下に引き下げれば外れます。外した勢いで、シェルを脚にぶつけて破損しないように気をつけましょう。

以上で、シェルが外れメカ部分が丸裸になりました。




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