前傾チルト
問題の「前傾チルト」部分です。
ここに、初期状態の座面の角度を調整可能なところがあります。
前傾チルトの機構は、本体の右側にあります。
ここでも、リクライニングと同様に、フレームと、前傾チルトアームは一体になっています。
前傾チルトアームは、前傾していない普通の状態でストッパに当たっています。
少しリクライニングすると....
前傾チルトアームと、ストッパーの間に隙間が空きました。
この状態で....
椅子本体の左側にある、前傾チルトレバーを引き上げると、
ストッパーが90°回転します。
前傾チルトアームが当たる部分が薄くなりましたので、
この状態のまま、リクライニングをやめると....
全体が、起き上がって「前傾チルト状態」になります。
で、この画像の中に「調整ネジ」と描いた部分がありますが、このネジの出具合を変えることで、前傾チルト状態での座面の角度を変えることが出来るわけです。
下から見るとこんな具合。
このネジを、さらにねじ込んでアームから上(ストッパ側)に出るようにしてやれば、座面と背もたれは後ろに倒れます。逆に、ネジを戻してアーム上面から引っ込めれば座面は起き上がってくるわけです。
ちなみに、この画像の状態は既に調整済みで買ったときの状態ではありません。初期状態では、ネジはもっと引っ込んでいて、この状態では
横からほとんど見えないくらいでした。
僕の場合、もっと座面を起こしたかったので、初期状態よりネジを引っ込めたかったのですが、既にこれ以上引っ込められない状態でしたので仕方なく前傾チルト状態から、倒す方向で調整したのです。
そういうわけで、画像ではネジがアーム上に少し飛び出した状態になっているというわけです。
以上が、前傾チルトの仕掛けと座面初期角度の調整でした。